女教皇の解説
女教皇(じょきょうこう／おんなきょうこう)のカードは、「２」という数字が示すとおり、バランスを意味するカードです。
白と黒の柱（B(ボアズ)とJ(ヤキン)）は、二元性を表しています。
この世の中は、男と女、光と影、陰と陽、主観と客観など、相反するものから構成されています。
それらを否定するのでなく、両方からの目線を持ち、その狭間でバランスを取ることが大事です。
足元や冠には、月のモチーフがあります。
月は、女性や、無意識・潜在意識を表し、第六感や、直感（女のカンってやつですね・・）も、このカードの得意とするところ。
背後には、ザクロが描かれたタペストリーが掛けられています。ザクロは女性器の象徴です。
服装の通り聖職についていることと、ザクロと女教皇本人との間に距離があることから、処女性も意味するカードです。
なお、このカードは「女司祭長」とも呼ばれています。
カードの意味・キーワード
- キーワード
純粋、知識、霊感、厳格、神秘的 - 正位置
勉強・修行を積む、物事を深く読む、研究、知性的、潔癖 - 逆位置
経験不足、あさはかな読み、無理解、無神経、わがまま
女教皇のタロット鑑定例
正位置の鑑定例
- 直感力が冴えそうな時。
ピンときたものを取り入れてみましょう。
ピンとくるものが無いのなら、まずは掃除などをして、身の回りを綺麗にしてはいかがでしょう？
環境を整えることで感性が研ぎ澄まされて、直感力が冴えて来るかもしれませんよ。 - これまで靄がかかり、見えづらかったものが、しだいにはっきりしてきそうです。
心の声に従い、行動しましょう。また、違和感があるものとは距離をおきましょう。
心の声や直感には、これまでの経験から得た叡智が詰まっています。
自分の内側からでる声を大切にしてくださいね。 - 自分の考えや直感に従って行動するようにしましょう。
自分の得意分野に専念するのも良さそうです。
外側の情報に惑わされず、内側の声や本質を大事にしましょうね。 - こうなるだろうな、という予感や期待は、外れていないです。
胸に手を当てて、自分に問いかけてみましょう。
迷ったり振り回されそうな時は、その確信に戻りましょう。
そこからの学びは深いです。洞察力を鍛えていきましょうね。 - (恋愛面)相手は、頭のよい人でしょう。
ただし、恋愛面では奥手であったり、自ら動くタイプではなさそうです。
進展には、時間がかかるかもしれませんよ。 - まだ、恋愛を始める準備が整っていないのでは？
一人でいたほうが良いかな、と無意識のうちに考えていたり、気持ちの面で、気乗りしないのかもしれません。
自分が恋愛をしたいと思えるタイミングまで、待ってみてもいいのではないでしょうか。
逆位置の鑑定例
- 少し気持ちがつらくなってしまうことがあったとしても、ただ、受け止めましょう。
それは、あなたにとって意味のある経験です。
時が痛みを柔らげてくれ、その経験は人間としての深みへと変わっていきますよ。 - 自分の世界に閉じこもりがちになっていませんか？
気持ちに余裕がなくなると、周りに冷たい人という印象を与えてしまいます。
イラっとした時は、それを相手にぶつける前に、イライラしている自分を受け止めて冷静に見つめてみましょう。
一呼吸おくだけで、イライラは随分和らぐはずですよ。 - 洞察力がするどくなりそうです。
敏感に気付いたことに反応して、不要な一言をいわないよう、気をつけましょう。
鋭さを上手に使いましょうね。 - 必要以上に厳しくなりすぎないよう、注意しましょう。
表面的なことより、物事の本質に目を向けましょう。
心も頭も柔らかく、柔軟な対応を心がけてくださいね。 - 内に籠りすぎないように。
不安ばかりが膨れ上がると、考え方も凝り固まってしまいます。
意識的に、外や他の人に目を向けるようにしましょう。 - 考えすぎて行動できずにチャンスを逃したり、何かに傾倒しすぎて他を軽視したりしないように注意しましょう。
何事もバランスが大事ですよ。
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東京理科大学卒の理系占い師。
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